創業100年を超える守田漆器の新たな挑戦。加賀市山中温泉に工房併設カフェ【工房 静寛】を11月12日オープン
「つかう体験、つくる体験を」ゆったりと寛げるこだわりの空間で
守田漆器株式会社(本社:石川県加賀市山中温泉上原町ワ528、代表取締役社長:守田 貴仁、以下守田漆器)は、創業100年を超える山中漆器の製造元です。11月12日(土)、石川県加賀市山中温泉に同社初となる工房とカフェスペース、販売店を兼ね備えた【工房 静寛(読み:こうぼう じょうかん)】をオープンします。
公式Instagram https://www.instagram.com/kobo_jokan (外部リンク)
- 「ゆったりと寛げる」こだわりのアンティーク家具や桜の一枚板カウンターなど温かみのある空間
同店はアンティークのテーブルや家具など、こだわりが随所に散りばめられており、中でも注目していただきたいのは、漆器の材料としても使われる桜の一枚板を使用したカフェカウンターです。さらに、店内には同社のブランド「ぬりもの静寛」、「山中ウスビキライト」、「KOTO」の商品を実際に手に取って見ることができる販売スペースも備えています。
また、「漆器の素材である木も、始まりは一つの小さな緑の芽であった」というメッセージを込め、かわいい植物も販売しています。山中温泉で人気の【山羊パン】の焼き菓子なども販売しており、地元の人たちと協力し、皆が楽しめる店舗づくりを目指しています。今後は、観光客や地元の人へ向けたワークショップの開催も予定しています。
●のりこ店長からのメッセージ
ご来店いただいた皆さまにゆったりと寛いでいただきたいとの思いからカフェも併設しており、コーヒーや加賀の紅茶などをご用意しております。また、漆器のほかに植物や手ぬぐいの販売もあるので、店内を華やかに彩り、趣と温かみのある空間に作り上げました。「静寛」という名の通り、ゆったりと寛いでいただきたいと思います。
- 「木地挽き」や「漆塗り」山中漆器が出来上がる工程を間近で見ることのできる工房併設
店内左側には、ガラス張りの工房があり、「木地挽き(きじびき)」や「漆塗り(うるしぬり)」など職人たちが山中漆器を作り上げる工程を間近で見ることができます。
漆を塗り、研いで、と十数回の工程があり、制作期間は長きにわたります。ガラス越しに見える工房内には、約100年近く使い続けている漆を乾燥させる風炉棚(ふろだな)が各工程の作業場ごとに設置されており、古きよきものを長く大切に使っています。
■店舗情報
開店日:2022年11月12日(土)
店舗名:工房 静寛(こうぼう じょうかん)
所在地:石川県加賀市山中温泉上原町ワ531
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜
席数:20席
駐車場:7台
Instagram:@kobo_jokan
- 創業100年を超える「守田漆器」メンテナンスして何代にもわたり使い続けたい漆器。時代の進化に応じた商品づくりを
守田漆器は、山中温泉で450年の歴史をもつ伝統工芸・山中漆器の技と心を今に伝え、現代の暮らしを豊かに彩る漆器を創り続けています。摺り漆(すりうるし)と呼ばれる漆塗りの技法を用い、木地に生漆(きうるし)を摺るように薄く塗り、木目の美しさを生かしつつ、漆の艶も楽しめるのが、山中漆器の特徴です。
山中漆器の技のひとつに木地を薄く挽いていく「薄挽き」があります。光が透けるほどの薄さを生かして照明器具に使えるのでは?というアイデアは以前からありましたが、薄く挽いたランプシェードは電球の熱で割れてしまうので製品化が不可能でした。ところが科学の発達によりLEDが発明され、電球の発熱量が抑えられることにより、「薄挽き」の技術を生かしたランプシェードの製品化が実現しました。
見た目の美しさやコンセプトの新しさだけでなく、その手触りや使い心地の良さに気づいてもらいたいという思いから、実際にそれらを体感できるカフェのオープンに至りました。
代表取締役社長 守田 貴仁 Morita Takahito
石川県加賀市出身。
高校卒業後アメリカの大学で電子工学を学び、帰国後に漆器業界へ。「会社を継ぐことを正式に決めたのは帰国後でしたが、幼い頃から『跡継ぎになる、自分の最終的な仕事はこれなんだ』とどこかで思っていました。現在、若手職人の育成にも力を入れています。」
■会社概要
守田漆器株式会社
代表者:代表取締役社長 守田 貴仁
所在地: 〒922-0106 石川県加賀市山中温泉上原町ワ528
事業内容:山中漆器の製造販売、職人の伝統技術の継承
URL:https://urusi.jp/ (外部リンク)
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