ロンドンでは今が最も旬!新しいドーナツの時代が到来したロンドンのドーナツ特集をお届けします!

 エスダムスメディアJAPANでは、世界各国に駐在しているエスダムス海外特派員より届いた、まだ日本では知られていないリアルなローカルニュースを配信していきます。今回はロンドンで人気沸騰中の大人気ドーナツ4つを紹介します。

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    • ロンドンのドーナツ事情。新感覚のドーナツが続々とロンドンに登場

     ロンドンでは今、間違いなく旬と言われているドーナツ。今回はロンドンで人気殺到中の大人気ドーナツ4つを紹介します。

     

    • Borough22ヴィーガンドーナツで話題ヴィーガングルテンフリードーナツのお店

     海外特派員 ドーナツ
     設立者のRyan Panchooは、自身の奥さんと子どもがグルテンと乳製品の不耐性に悩まされたことをきっかけに、2011年にBorough22を設立、その後2014年にヴィーガンでグルテンフリーのドーナツを誕生させました。 Borough22は創業してまだ数年しか経っていませんが、2018年には受賞歴のあるHoxton Mini Pressの「Start-Up London」という本に掲載されました。この本は、ロンドンにおける30の起業家や新しいクリエイティブビジネスを称える内容の本です。

     アレルギーなどの理由で食品の制限がある方たちが、アレルギーだから食べられない、または食べられるものが限られるのではなく、アレルギーのない人たちと同じように、ドーナツを楽しむことができる機会を作ったことが大きく評価されていると思います。

    カスタマーレビュー
     私はヴィーガンだから、いつもここのお店のドーナツを買うわ。すごく美味しい。私は、甘くて、砂糖の味ばかりするドーナツよりも、安全・安心で信頼できる材料から作られているこのヴィーガンのドーナツを選ぶわ。(フランス出身、20代女性)
     イギリス特派員 ドーナツ
     Borough22のドーナツを購入できる店舗はロンドンに1つしかありません。それはSelfridges1階、フードフロアのベーカリーコーナーの中にあります。私が訪れたときは、色々なスイーツが販売されているショーケースの中に4種類のBorough22のドーナツが並んでいました。タイミング次第では、もっとたくさんの種類が置いてあるそうです。
     ヴィーガンでグルテンフリー、乳製品不使用でありながらも、味はまるでドーナツそのもの。そしてBorough22チームが作り出すドーナツはどれもフォトジェニックなものばかり。味と見た目の両方を兼ね備えた、ロンドンでもっとも素敵なヴィーガンのドーナツを販売しているお店がこのBorough22です。今後のプランとしては、自宅でBorough22の作品を作れるように、ベイク・アット・ホーム・キットの販売を計画しているとのこと。

    【店舗概要】
    Borough22(バーロウ22)
    所在地:400 Oxford St, London W1A 1AB

    • Rinkoff Bakeryクロナッツの正体は、ドーナツ+クロワッサン

     
     次は、ドーナツ+クロワッサンを掛け合わせた「クロナッツ」の紹介です。このお店は1911年からこだわりのパンやケーキを100年以上にわたり作り続けており、今ではもうロンドンの名店として知られています。数年前から販売を開始したクロナッツは、今ではこのお店の一番人気商品です。
     ロンドンには小さなカフェと、パン工場を併設した本店の2店舗があります。初めはカフェの方へ行きましたが、到着したのが平日の15時すぎにも関わらず、クロナッツはすでに完売していました。そこから15分ほど歩いて本店へ。そこにはずらっと可愛らしい見た目の美味しそうなクロナッツが並んでいました。

     
    ・スタッフレビュー
     毎日100個以上のクロナッツを販売しているわ。後ろの工場ではこのクロナッツやパンが作られているわよ。ダントツの人気はこのSALTED CARAMEL & PISTACHIO(塩キャラメル&ピスタチオ)とS’MORE – NUTELLA AND MARSHMALLOW(ヌテラ&マシュマロ)だね。私のお勧めは、あなたがフルーティーな味が好きならTOFFEE APPLE CRUMBLE CRODOUGH(アップルクランブル)だし、新商品のLOTUS BISCOFF(ロータスビスケット)も一押し。これは生地の中にロータスビスケットが入っていて上からホワイトチョコレートと、ビスケットを砕いてまぶしてあるの。(イギリス出身、30代女性)
     今回私は人気商品の2つを含む計4つのクロナッツを購入。値段は全種類1つ£3.5(約553円)です。
    (£1=158.03円、2022年3月22日現在)

     塩キャラメル&ピスタチオは、塩キャラメルが何層にもなった生地にローストピスタチオが散りばめられています。ヌテラ&マシュマロは、ヘーゼルナッツとココアパウダーを混ぜ合わせたヌテラが生地に混ぜられています。ラズベリーは、ラズベリージャムが生地に混ぜられており、フレッシュなラズベリーとアイシングシュガーのトッピングで可愛らしい見た目。甘党の方にはおすすめです。カスタードは、自家製のカスタードが生地にもトッピングにも贅沢に使われていて、シンプルに楽しめるクロナッツです。
     このRinkoff Bakeryには10種類以上のクロナッツがあるので、あなたが好きなフレーバーが見つかるはずです。
     イギリス特派員 ドーナツ
    【店舗概要】
    Rinkoff Bakery(リンコフベーカリー)本店  
    所在地:224 Jubilee Street, London, E1 3BS
    営業時間:8:00~18:00
    カフェ 
    所在地:79 Vallance Road, London, E1 5BS
    営業時間:8:00~17:00(日曜のみ8:00~15:00)
    定休日:土曜

    • LongBoy人気沸騰指の形をしたフィンガードーナツは毎日完売

     海外特派員 ドーナツ
     LongBoyは2019年に誕生したブリオッシュのフィンガードーナツ専門店です。このお店で販売しているドーナツは、指のような形をしていていることから、フィンガードーナツと呼ばれています。ロンドンでライターやフーディーとして活躍している女性が厳選したおすすめのスイーツが載っている、2021年出版のHoxton Mini Pressの「SWEET LONDON」という本に掲載されています。

     ドーナツの生地はもちろん、生地以外にもドーナツに使われている材料は全て自家製です。毎晩工場で1つ1つ手作業で作られたフィンガードーナツはオープン前の店舗に届けられます。ドーナツの作り置きはせず、翌日に販売することもありません。そのため毎日店舗にはフレッシュなドーナツが並びます。ロンドンには4店舗あり、1店舗あたり100〜150個/日ほどのドーナツが売れているそう。私が今回訪れたCoal Drops Yard店では、ランチの時間帯は特に忙しくなり、閉店前に全てのドーナツが売り切れてしまうことも珍しくないそうです。

     自慢の生地から作り出されるこのフィンガードーナツに並ぶ商品が、自家製のコーヒーです。このお店のエスプレッソは、ドーナツと完璧にマッチするように作られているそうです。お客さんの中には、コーヒーを目的にお店を訪れる方もいらっしゃいました。 また、お店の取り組みとしては、サステナビリティを重視しており、ドーナツのパッケージは完全にリサイクル可能なもの、その他のコーヒカップやストローなどは生物分解可能なものを使用するように心がけているそうです。

     今回私が訪れた時は、平日のランチ後だったということもあり、11種類のうち残っているのは3種類だけでした。値段は全種類1つ£3.9(約616円)です。

    ■Raspberry Rose Lychee(ラズベリー・ライチ)
     絵に描いたような可愛い見た目のドーナツ。自家製のラズベリージャムと中にはバニラカスタード、上には、ラズベリーとライチが載っています。

    ■Peanut butter Jelly(ピーナッツバターゼリー)
     こちらはヴィーガンのドーナツです。カシスとピーナツバターのジャムがぎっしりとつまっており、上には少し塩味の効いたピーナツがのっています。

    ■Banoffee(バノフィー)
     イギリスのパイ菓子をドーナツにしたものです。キャラメルバナナやミルクチョコレートからつくられたクリームは、単なるバナナのフレーバーでななく、一口食べるとやめられない味です。
     形は日本でよく見る見るエクレアに似ていますが、味は紛れもないドーナツ。生地はふんわりもちもちしており、どこを食べてもクリームがぎっしり。
    最後まで飽きずに楽しむことができ、1つで十分に満足感があるドーナツです。
     味もさることながら、ドーナツは丸いという概念を崩した、上品なデザインをしたフィンガードーナツ。季節ごとに新しいフレーバーも登場しているそうなので、毎シーズン楽しむことができるのもいいですね。人気のフィンガードーナツを食べたい時は、ぜひ午前中に。

    スタッフレビュー
     今はここでバリスタをしながらドーナツを販売している。バリスタ歴は4年くらいかな。閉店前にドーナツがなくなることはよくあるけど、美味しいコーヒーはいつでも提供できるよ。このお店はコーヒーを買いに来る常連さんも結構いるね。今日はランチタイムにたくさんのドーナツが売れてしまったから、ほとんど残っていないんだよね。もし人気のドーナツが食べたかったら、絶対に午前中に来ることをおすすめするよ。(イタリア出身、20代男性)

    【店舗概要】
    LongBoy(ロングボーイ)
    ①所在地:119 Lower Stable Street Coal Drops Yard, London N1C 4DR
     営業時間:8:00~18:00(日曜のみ9:00~18:00)
    ②所在地:Seven Dials Market, 35 Earlham St, London WC2H 9LD
     営業時間:12:00~22:00(日曜のみ12:00~18:00)
    ③所在地:Unit M-180, Waterside Halls, Hawley Wharf, Chalk Farm Rd NW1 8JZ
     営業時間:月〜木 11:00~18:00
         金〜日 11:00~20:00
    ④所在地:Unit 13, Boxpark, 18 Olympic Way, Wembley Park, Wembley HA9 0JT
     営業時間:月〜水 11:30~18:30
         木〜日 11:30~19:30

    • 「STUFFED」ロンドン初オープンしたてのフォトジェニックなアイスドーナツ

     最後はドーナツ+アイスを組み合わせた、アイスドーナツを紹介します。
    ロンドンで飲食店を経営している23歳の若きオーナーのアイディアにより、ロンドンで初となるアイスドーナツ専門店が誕生しました。去年の10月にオープンしたばかりの新しいお店で、とにかく全てのドーナツ、飲み物がフォトジェニックを意識したものばかり。店内はクラブのような雰囲気でおしゃれなフォトスポットもあるため、若者に人気のお店です。
     
    イギリス特派員 ドーナツ こだわりの生地と、英国産のアイスクリームから作られるこのアイスドーナツ。注文してから目の前でドーナツを作ってくれるので、新鮮かつフォトジェニクになるまでの過程を見て楽しむことができます。
     今回はフォトジェニックな写真が撮れるドーナツを2つと、おすすめのドリンクをくださいと注文してみました。そして出てきたのは、TheブルーカラーをしたFeeling Blueと、純白のMaliboo、この2つのアイスドーナツ。飲み物は一番人気、ピスタチオ味のアイスラテ。青+白+緑でフォトジェニックなスイーツの完成です。
    美味しい、楽しい、面白いドーナツは1つが大きく食べ応えがあります。種類は全部で12種類、値段はそれぞれ£5.75(約909円)です。

    ・スタッフレビュー
     最近オープンしたばかりなんだ。お店のことはインスタグラムで宣伝しているね。ロンドンで初のアイスクリームドーナツだよ。生地やアイスクリームの味にはもちろんこだわっているし、アイスラテもこのお店の一押し。もちろん味だけじゃなくて、ドーナツや店内、とにかく全部が映えることを考えているよ。これからもっとお店は忙しくなるだろうし、フォトスペースや映えそうなメニューの看板もつくりたいと思っている。(イギリス出身、20代男性)
     イギリス特派員 ドーナツ
    【店舗概要】
    所在地:31 Bethnal Green Rd, London E1 6LA
    営業時間:15:00~23:00

     あたなのお気に入りのドーナツは見つかりましたか?
     日本では1つのドーナツに500円を払うことは値段が少し高いと感じるかもしれません。しかし、今ロンドンでは500円のドーナツでも、毎日行列ができ、完売するほどの勢いがあります。おもしろいですね。

    ライタープロフィール
    Carrie(キャリー)
    ロンドン在住の26歳。貿易会社を経営する傍現地在住ライターとしてイギリス発祥やイギリスに初登場したお店、SNSで人気の商品や現地で話題のものなどをタイムリーに発信中。「旅行が難しいこんな世の中ですが、少しでも現地の雰囲気がみなさんに届けられると嬉しいです。読んで、見て、訪れて、楽しい時間を一緒に過ごしましょう。」

    イギリス特派員 キャリーさん

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