【加賀依緑園】秋の山中温泉に映える月替わり工芸展。九谷焼の艶めき『工藤 完子 展-女神たち-』(開催中)/ガラスのきらめき『塚原 梢 展』(11月7日~)を開催

秋の加賀を彩るアートと装い──「KIMONO週間」(10月12日~18日)&石川県民入館料無料デー(10月19日)も開催

  • (左)九谷焼作家・工藤 完子『-女神たち-』 (右)ガラス作家・塚原 梢『塚原 梢 展』

     株式会社リナシェンテ(本社:石川県金沢市八日市3-604、代表取締役:東海林 寿典)が運営する文化観光施設「加賀依緑園(かがいりょくえん)」(所在地:石川県加賀市山中温泉南町口87-1)では、地元作家による個展を月替わりで開催しています。

     現在、石川県小松市を拠点に活動する九谷焼作家・工藤 完子氏による『-女神たち-』(~2025年11月5日[水])を開催中です。素地師としての経験を活かし、上絵の表現を深化させながら独自の世界観を築く工藤氏。オブジェや花器、酒器、ポット、カップなど約40点が並び、女性像や物語性を感じさせる作品の数々が会場を彩ります。
     続く11月7日(金)からは、金沢市を拠点に活動するガラス作家・塚原 梢氏による個展『塚原 梢 展』(11月7日[金]~12月7日[日])を開催。ガラスに有線七宝を施す「ガラス胎七宝」の技法を用い、透明感と繊細な銀線模様が織りなす作品を約40~50点展示予定です。器や茶道具など、光と色彩が響き合うガラス工芸の魅力をご紹介します。
     九谷焼の艶やかさとガラスの透明感。異なる素材が生み出す二つの美の世界を、秋深まる「加賀依緑園」にてぜひお楽しみください。

     
    ・【加賀依緑園】月替わり工芸展 ~彩と光、二つの工芸世界~

    ■展示情報
    (1)『工藤 完子展-女神たち-』 ~2025年11月5日(水)まで開催中
     
     石川県小松市を拠点に活動する九谷焼作家・工藤 完子氏の個展『-女神たち-』を、「加賀依緑園」にて開催しております。
     工藤氏は、長年にわたり素地師としての活動を基盤としつつ、上絵の技術と表現力を深めながら創作の幅を広げ続けている作家です。素地の可能性を追求するだけでなく、年々深化する上絵の表現によって独自の世界観を紡ぎ出しています。
     本展では、オブジェ、デキャンタ、花器、酒器、馬上杯、ポット、コーヒーカップ、マグカップ、鉢など、約40点の作品を展示しております。多面的な魅力を放つ作品の数々が織りなす世界を、ぜひご高覧ください。

    『工藤 完子展-女神たち-』展示作品

     
    ▶工藤 完子氏よりコメント
    映画や小説などのワンシーンを切り取ったような作品にしたいと常々思っています。そしてその時代の文化や背景をも表現できたらと思っています。

    『工藤 完子展-女神たち-』展示作品

    ▶作家プロフィール
    九谷焼作家 工藤 完子(くどう さだこ)
    工藤 完子Instagram
     
    《略歴》
    1966年 石川県金沢市生まれ
    1984–1986年 石川県立九谷焼研修所
    1986–1997年 東剛太郎氏にロクロを師事
    2000–2005年 九谷焼窯元勤務(ロクロ成形)
    2000–2006年 石川県クラフト協会 会員
    2006年 独立
    現在 石川県小松市にて制作活動
     
    《展覧会》
    ●個展
    2020年 「彼方海岸 螺旋座」 縁煌(石川)
    ●企画展・グループ展
    2019年 「香の器展 ―香水瓶と香盃―」 縁煌(石川)
    2021年 「祭祀器展」 縁煌(石川)

    『工藤 完子展-女神たち-』展示作品

     
     
    (2)『塚原 梢 展』 2025年11月7日(金)~12月7日(日)

     続く2025年11月7日(金)からは、金沢市を拠点に活動するガラス作家・塚原 梢氏の個展を開催いたします。
     塚原氏は「ガラス胎七宝」という技法を用いて、淡い色合いとガラスの透明感が織りなす上品で柔らかな作品を手掛けています。大小さまざまな器からアクセサリーまで幅広く制作し、その繊細で美しい表現に多くの支持を集めています。
     光と色彩が重なり合うガラスの世界を、ぜひ会場にてご堪能ください。

    ガラス作家・塚原 梢 氏の作品

     
    ▶塚原 梢氏よりコメント
    ガラスに有線七宝を施す、ガラス胎七宝という技法で制作しています。ガラスの前に、金工を勉強していたので、二つの素材を知ったことによりできる表現を模索した結果、この技法に辿りつきました。ガラスの透明感や鮮やかな色彩、銀線の繊細な線、それぞれの素材の良いところを合わせることができます。模様のデザインは、主に植物や雪の結晶などの自然をモチーフに制作しています。
    今回の個展では、蓋物や酒器、茶道具など約40~50点の作品の出展を予定しております。

    ▶作家プロフィール
    ガラス作家 塚原 梢(つかはら こずえ)
    塚原 梢Instagram
     
    《略歴》
    1986年 神奈川県生まれ
    2007年 女子美術大学短期大学部 クラフトデザインコース(金工専攻)卒業
    2010年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科(ガラス専攻)卒業
    2010–2011年 同大学ガラス研究室 教務補助員勤務
    2014年 金沢卯辰山工芸工房 修了
    現在 金沢市にて制作活動
     
    《展覧会》
    ●個展
    2014年 「はなもよう」 モノトヒト30day’s labo(金沢)
    2015年 「in the early light」 gallery cafe 3(東京・高円寺)
        「draw the line」 プリズムプラス(東京・錦糸町)
    2016年 「真夏の休日」 ギャラリー舟あそび(石川・珠洲)
    2017年 Art Shop 月映(金沢)
    2019年 めいてつエムザ美術サロン(金沢)/Art Shop 月映(金沢)
    2021年 ギャラリー舟あそび(石川・珠洲)
    2022年 金沢エムザ美術サロン(金沢)
    2023年 花あさぎ(東京・銀座)/ギャラリー日色(金沢)/アートサロン初茜(金沢)
    2024年 ギャラリー舟あそび(金沢)
    2025年 金沢エムザ美術サロン(金沢)/花あさぎ(東京・銀座)
     
    ●グループ展・企画展
    2018年 「あそびの美」 ギャラリー舟あそび(石川・珠洲)
    2019年 「玻璃藝術の奇妙物語」 No2A artspeace(中国・上海)
    2020年 「しろきかたち」 ギャラリーランズエンド(兵庫)/「大人のクリスマス展」 ギャラリー舟あそび(珠洲・金沢)
    2021年 「青のガラス展」 atelier&gallery creava(金沢)
    2022年 二人展「綾あわせ」 art space モルゲンロート(東京・外苑前)/二人展 Glass gallery SUMITO(茨城・笠間)
    2023年 「玻璃幾分熟」 新竹ガラス美術館(台湾・新竹市)
    2024年 「LIGHT TRAIL」 富貴三義美術館(台湾)/「初夏のガラス展」 art space モルゲンロート(東京・外苑前)/Galerie箒星(東京・千駄木)/縁煌(金沢)/KOGEI Art Fair Kanazawa
    2025年 「LIGHT TRAIL +」 鶯歌富貴美術館(台湾)/「春の便り」 銀座の金沢(東京・銀座)/「NEW Generation展」 画廊文錦堂(岐阜)/「三人の美しき形」 隣花庵(愛媛・松山)
     
    ●その他(アートフェア・イベント等)
    2014年 アートフェア東京
    2018年 東京ギフトショー
     
    《受賞歴》
    2013年 JAPAN BRAND 時計文字盤コンテスト:特別賞
    2014年 第70回金沢市工芸展:商工会議所会頭賞
    2015年 伊丹国際クラフト展ジュエリー:入選/世界工芸コンペティション:入選
    2017年 第9回雪のデザイン賞:奨励賞
    2021年 国際工芸アワードとやま:入選
    2022年 香十香皿デザインコンテスト2021:ガラス部門賞
    2023年 第63回石川の伝統工芸展:新人賞/第70回日本伝統工芸展:入選
    2024年 第64回石川の伝統工芸展:入選/新竹市金玻獎(HSINCHU CITY GOLDEN GLASS AWARD):入選
    2025年 第30回伝統工芸諸工芸展:入選

    ガラス作家・塚原 梢 氏の作品

     

    ■会場情報(両展共通)

    会場:加賀依緑園
    所在地:石川県加賀市山中温泉南町ロ87-1
    電話番号:0761-71-2683
    開催時間:10:00~18:00
    定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
    入場料:一般600円、団体(20名様以上)490円 ※展示会DM1枚持参で1名様入館料無料
    駐車場:山中温泉菊の湯駐車場、またはこおろぎ橋駐車広場をご利用ください。
    加賀依緑園 公式サイト
    加賀依緑園 Instagram
     

    ■展示販売に関するお問い合わせ先

    主催:縁煌株式会社
    所在地:石川県金沢市東山1-13-10
    電話番号:076-225-8241
     

    ■主催者:縁煌enishira(えにしら)について

     縁煌enishira(※)は、石川県金沢市のひがし茶屋街にあるギャラリー&ショップを拠点に、伝統工芸と現代的なデザインを融合した作品の販売を行っています。
     北陸三県(石川県、富山県、福井県)にゆかりのある工芸作家が手がけた、量産では味わえない手作りの温もりと洗練されたデザインの作品を取り扱っています。工芸作家や職人の手仕事による作品には、機械生産にはない独自の風合いや作家の想いが込められています。伝統的な技法を受け継ぎながらも、現代の暮らしに溶け込む新たな価値を生み出した作品との出会いを通じて、皆様の暮らしや心を豊かにすることを目指しています。
    縁煌(enishira)公式HP 
    縁煌(enishira)Instagram
    縁煌(enishira)オンラインショップ 

    ※「縁煌」という名には、人や物、機会、場所との縁を煌(きら)めかせたいという思いが込められています。
     
     
     「加賀依緑園」では今後も、月替わりで多彩な工芸・美術作品の展示販売を実施予定です。訪れるたびに新たな出会いをお楽しみいただける場として、皆様のご来園を心よりお待ちしております。

    加賀依緑園 縁煌による工芸の展示・販売

     

     

    ・【10月のイベント情報】和装で彩る秋の風情「KIMONO週間」開催/10月19日限定・石川県民は入館料無料

     「加賀依緑園」の秋景をより多くの方にお楽しみいただけるよう、10月は和装で訪れるお客様に向けた特別な特典や、石川県民の皆さまを対象とした無料入館デーを実施します。
     伝統と自然、美意識が交わるこの場所で、装いとともに季節の趣を感じるひとときをお過ごしください。

    ■10月イベント情報
     
    (1) 和装で楽しむ 加賀依緑園の秋景色「KIMONO週間」開催

     2025年10月12日(日)〜18日(土)の期間中、和装でご来館いただいた方は、入館料が半額(一般600円 → 300円)となります。
     和装でのご散策がより一層楽しめる、特別な一週間。趣深い館内や庭園で、心に残るひとときをお過ごしください。

    イベント概要>
    開催期間:2025年10月12日(日)〜18日(土)
    特典内容:和装でのご来館で入館料半額(一般600円 → 300円)
    休館日:2025年10月16日(木)

     
     

    (2) 10月19日「いしかわ文化の日」/石川県民入館料無料デー

     10月19日は県民の皆さまへの感謝を込めて、石川県在住の方は入館料無料でご入館いただけます。県内在住を証明する身分証(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等住所記載のもの)をご提示ください。
     この機会に、地元の皆さまにはより気軽に「加賀依緑園」の秋空間をご覧いただければ幸いです。

    <イベント概要>
    実施日:2025年10月19日(日)
    対象者:石川県在住の方(住所確認可能な身分証をご持参ください)
    無料対象:一般入館料(通常 600円)
    注意事項:他割引との併用はできません
     

     
     
    ・歴史と自然が織りなす、加賀・山中温泉の新たな文化観光拠点「加賀依緑園」

     石川県加賀市・山中温泉の中心に位置する「加賀依緑園」は、明治時代に建てられた歴史的建築を活用し、2024年4月に文化観光施設として開館しました。かつては老舗旅館「よしのや」の別邸として昭和天皇や吉田茂元首相などの賓客を迎え、歴史的会談の舞台にもなった由緒ある建物です。
     2021年より大規模な修復工事が行われ、伝統的な和風建築の意匠を活かしつつ、現代の文化観光拠点として生まれ変わりました。館内では、金唐革紙や井波彫刻をはじめとする日本の伝統技術を紹介する展示や、昭和天皇が使用された食器など貴重な史料を公開。さらに、地元作家による工芸品の販売も行っており、伝統と現代の美が交差する空間となっています。
     また、庭園や茶室、抹茶と和菓子が楽しめるラウンジなど、心を癒す和の空間も充実。北陸新幹線敦賀延伸によりアクセスも向上し、加賀・山中温泉エリアの新たな観光拠点として注目を集めています。

    加賀依緑園

    ■施設のみどころ
    館内外には、歴史と文化を体感できる見どころが多数点在しています。

    • ラウンジ:昭和天皇や文人の宿泊記録、ゆかりの品々を展示

    • 庭園:遠州流の美意識を継承した回遊式庭園(監修:烏賀陽百合氏)

    • 展示室:金唐革紙の歴史と技術を紹介

    • 菊の間・桐の間:金唐革紙を用いた格式ある近代和洋建築

    • 御殿(御幸の間):井波彫刻や象嵌装飾が施された格式高い空間

    • 花月の棟:川端康成ら文豪が執筆に滞在した記録が残る棟(現存一部)

    • 唐船の棟・茶室:茶室「又隠」写しの空間と、ギャラリー「縁煌」による工芸展示販売

    ■施設情報
    施設名:加賀依緑園
    営業時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)
    休館日:木曜(祝日の場合は営業)
    住所:石川県加賀市山中温泉南町ロ87-1
    駐車場:山中温泉菊の湯駐車場、またはこおろぎ橋駐車広場をご利用ください。
    電話番号:0761-71-2683
    入場料:一般600円、団体(20名様以上)490円
    加賀依緑園 公式サイト
    加賀依緑園Instagram

     
     
    ・運営会社 株式会社リナシェンテの事業展開について

     株式会社リナシェンテは、「金沢まいもん寿司」を運営する株式会社エムアンドケイのグループ会社として、地域に根ざしたまちづくり事業を展開しています。公共施設の管理・運営やイベントプロデュースを通じて、地域社会の発展に寄与しています。理念に掲げる「ウェルビーイング経営」を基に、地域の歴史と文化を重視した観光拠点の開発にも取り組んでいます。
     運営施設には、石川県能美市の「ウェルネスハウスSARAI」、福岡県嘉麻市の「カホアルペ」、石川県加賀市の「加賀依緑園」、石川県金沢市の「La RINA」、石川県小松市の「YADO SEN-仙-KOMATSU」(※)、長野県白馬村の「信州白馬八方温泉 しろうま荘」があり、これらの施設を通じて地域文化の発信や、訪れる人々に多様な体験機会を提供しています。
     また、物販・EC事業では、ECショップ「NOIE.」を運営し、地域特産品を活用した商品企画・開発・販売や、ふるさと納税商品を展開し、地域経済の活性化を図っています。私たちは、地域活性化や文化振興に貢献し、地域社会と共に成長することを目指しています。

    ※「YADO SEN-仙-KOMATSU」は、当社をはじめ、株式会社 浦建築研究所(本社:石川県金沢市本多町3-11-1、代表取締役:浦 淳)、松浦建設株式会社(本社:石川県能美市湯谷町ニ48-1、代表取締役:松浦 弥)の3社が連携し、小松市より「行政財産使用許可」を受けて行っております。

    【本件に関するお問い合わせ先】
    ASMEDIA株式会社
    担当:長坂紅翠香
    電話番号:050-3204-0372
    Eメール:info@asmedia-japan.com 
     

    会社概要

    株式会社リナシェンテ

    代表者:東海林 寿典

    所在地:石川県金沢市八日市3-604

    業種:まちづくり事業、物販・EC事業

    電話番号:076-240-6060

    URL:https://www.rina-m.co.jp/

    関連URL

    https://www.rina-m.co.jp/

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