• 『大阪一丸』～人情溢れるなにわ料理男子〜屋台イベント 令和6年石川県能登半島地震復興支援　開催報告

　2024年4月29日、OSAKA FOOD LAB（所在地：大阪府大阪市北区）にて、大阪一丸の企画・運営イベント通算2回目となるチャリティーイベントが開催されました。大阪一丸の9店舗に加え、1店舗がゲストとして参加し、計10店舗が屋台スタイルでイベント特別メニューを販売しました。
　当日は、幅広い年齢層の617名が来場し、石川県産・能登産の食材を活用した料理を味わいました。予約困難と言われるお店のシェフの料理が気軽に楽しめる機会とあって、会場では終始にぎやかな声が飛び交いました。

■イベント概要
イベント名：『大阪一丸』～人情溢れるなにわ料理男子〜屋台イベント 令和6年石川県能登半島地震復興支援
開催日時：‪2024年4月29日（月・祝）12:00～17:30
会場：OSAKA FOOD LAB（‪大阪市北区中津1-1-36　阪急高架下スペース）
内容：複数の屋台ブースにて、現金のキャッシュオンで屋台料理を販売。能登の地酒・ご当地サイダーの販売や、陶器・漆器の物販なども行う。
目的：収益を令和6年石川県能登半島地震の被災地の方々のために役立てる。
入場料：500円（高校生以下は無料）
主催：大阪一丸 https://www.instagram.com/osaka.ichigan/
特別協力：OSAKA FOOD LAB
協賛・協力者：アサヒビール、キリンビール、中川打刃物、小松屋、酒蔵なかやま、肉のコバヤシ、株式会社コスモ、アンハイザー・ブッシュ・インべブ、ボニートーン、廣記商行、中塚屋、たかくわ、馬場刃物製作所、河村刃物製作所、八七産業、株式会社伸明丸、舎林、烏盞堂、神谷商店、株式会社アルティマイス、あるべろ、卯の木商店、八百屋寛菜、北新地串揚げかな山、はしもと食品、株式会社名畑（順不同）

■チャリティー報告
【結果】
来場者数 617名
屋台総収入 1,469,196円
物販収入 320,860円
募金総額 237,835円
入場料総額 308,500円(お一人様500円)
合計 2,336,391円

【寄付先】
石川県漁業協同組合
日本サステイナブル・レストラン協会
ASMEDIA株式会社
　
　収益は、能登地方で炊き出しを行う上記の3分団体に778,797円ずつ寄付されました。寄付金は炊き出しに活用され、被災地で避難生活を送る方々のために役立てます。
　
　
■大阪一丸 一同より御礼のコメント
　「今回のイベントは、普段からお世話になっているお客様のみならず、初めてお会いするお客様にも楽しんでいただけるよう、大阪一丸メンバーで考えました。
　大阪一丸にとって2度目のイベントは、初めて経験する屋台イベントでしたが、たくさんの方々にご興味、ご関心を持っていただき、多くの企業様にも協賛していただきました。当日は617名のお客様にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。心より感謝申し上げます。
　お客様、業者様、ご近所の皆様のご協力もあり、文字通り、一丸となって、石川県能登半島地震復興支援に貢献できたことを大変嬉しく思います。今後も自分たちにできることを探求し、活動を続けてまいりますので、ご声援よろしくお願いいたします。」

『大阪一丸』～人情溢れるなにわ料理男子〜屋台イベント

• 屋台イベントで腕を振るった10名のシェフ、当日販売したメニューの紹介

【幽玄（上本町）三船 桂佑】
1985年生まれ、福岡市出身。中村調理師製菓専門学校を卒業後、2005年に「味吉兆」に入社。2019年に独立し、「幽玄」を開店。ミシュランガイド京都・大阪2021で一つ星を獲得し、ミシュランガイド京都・大阪2024で二つ星を獲得。
〈メニュー〉
・明石焼き
タコと牛すじを明石焼きの具材に使用。スープはすっぽんと天然の魚のあらでとったお出汁を使用。
・自家製唐墨餅
焼いた餅に自家製の唐墨と海苔を添える。
　

　【由堂（心斎橋）日野 由堂】
1986年生まれ、岐阜県飛騨高山市出身。高山のホテルで日本料理の修行を開始し、その後大阪・ミナミや北新地の割烹で経験を積む。心斎橋の日本料理店「翠」（現在は「翠 大屋」として天満橋に移転）を経て、2014年に由堂を開店。ミシュランガイド京都・大阪2020より4年連続でビブグルマンを獲得。
〈メニュー〉
・大和肉鶏ラーメン
天然の魚のあらと鶏ガラでとったスープに生姜を効かせ、大和肉鶏のチャーシューをトッピングに添える。

【割鮮 入たに（北新地）入谷 元基】
1988年生まれ、大阪府池田市出身。辻󠄀調理師専門学校を卒業後、「㐂川 有尾」（現在は閉店）に入る。その後、大阪天満宮の「なにわ料理 有」、西天満の「老松 喜多川」に勤めた後、「十六」（現在は閉店）の料理長、北新地の「食堂たのし」の料理長を務める。2021年に「割鮮 入たに」を開店。
〈メニュー〉
・うなぎのタレ焼き

【お料理 山田（西天満）山田 晃弘】
1987年生まれ、大阪市出身。辻調理師専門学校を卒業後、心斎橋の「和洋遊膳 中村」、北新地の「弧柳」、北新地の「纐纈」を経て独立。2020年に北新地で「お料理 山田」を開店、2024年に西天満に移転。ミシュランガイド京都・大阪2022より3年連続で一つ星を獲得。2022年より3年連続でゴ・エ・ミヨに掲載。
〈メニュー〉
・能登海老のカレー
能登海老のお出汁と飴色になるまで炒めた大阪の泉州の玉葱で作った、石川×大阪の海老カレー。

【東茶屋 なかむら（天神橋筋六丁目）中村 学】
1987年生まれ、石川県河北郡津幡町出身。神戸「料理屋 植むら」、大阪「老松 喜多川」で修行した後、2019年に「東茶屋 なかむら」を開店。ミシュランガイド京都・大阪2021より4年連続で一つ星を獲得。
〈メニュー〉
・能登巻き
・能登プリン

【炭火割烹いしい（福島） 野々原 龍二】
1985年生まれ、北九州市出身。中村調理師製菓専門学校を卒業後、2005年より上海で中華料理の修行を始める。帰国後、京都の日本料理「桜田」、神戸の「紀茂登」(現在は東京に移転)、南青山の日本料理「いち太」で経験を積む。2019年に「炭火割烹いしい」の料理長に就任。ミシュランガイド京都・大阪2021より4年連続で一つ星を獲得。
〈メニュー〉
・ニラキムチチヂミ
・ポッサム

【料理屋 稲家（北新地）稲家 敬記】
1987年生まれ、兵庫県赤穂市出身。有馬温泉のホテルで修業を開始。神戸の「料理屋 植むら」で経験を積み、2021年に「料理屋 稲家」を開店。2022年より3年連続でゴ・エ・ミヨに掲載される。ミシュランガイド京都・大阪2024で一つ星を獲得。
〈メニュー〉
・鶏レモン漬け

【和旬 たい喜（北新地）對喜 享慶】
1987年生まれ、神戸市出身。2006年より神戸の「日本料理 しげ松」で修業を開始し、2020年から北新地の「纐纈」で経験を積む。2023年に独立し、「和旬 たい喜」を開店。ミシュランガイド京都・大阪 2024でセレクテッドレストランに選ばれる。
〈メニュー〉
・能登牛ローストビーフとトマトのカプレーゼ

【TOMONO（北新地）友納 亮】
1990年生まれ、福岡市出身。大阪のホテルなどで腕を磨いた後、ミシュラン星付きの高級中華料理店に勤務。料理長就任後はスターシェフとしてミシュランの星を守り続けた。2021年に「TOMONO」を開店。
〈メニュー〉
・麻婆焼きそば
・トリュフフライドポテト

⚫︎協力ゲスト
【鮨「すし一馬」浜中 一馬】
1989年生まれ、大阪市出身。此花総合高等学校調理師科を卒業後、ホテルグランヴィア京都内の「和食 浮橋」で修業を開始。その後、「泉屋旅館」、天満橋の「楽待庵」（現在は閉店）、北新地の「寿し処 粋」で経験を積む。2022年に「すし一馬」を開店。
〈メニュー〉
・能登ローストビーフ握り

• 石川県七尾市出身の「被災地のピアニスト」西村 広文さんが特別出演

　今回のチャリティーイベントには、能登半島地震で被災されたピアニストの西村 広文さんが特別ゲストとして参加しました。西村さんは石川県七尾市出身で、作曲や編曲を数多く手掛け、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演にも携わるなど、ピアニストとして幅広く活動しています。
　2024年1月1日、西村さんは七尾市の実家に帰省中に被災しました。震度6強の強い揺れが能登を襲い、西村さんは母と祖母を背負って逃げ、その後2週間の避難所生活を余儀なくされました。
　イベントでは、西村さんが被災者としての体験談を語った後、ピアノの演奏が披露されました。持ち曲を演奏したほか、会場のお客様からのリクエストにも応じ、子どもたちがピアノに合わせて踊ったり、「六甲おろし」の大合唱が起きたりするなど、会場は一層にぎやかな雰囲気に包まれました。

（右下）ピアニスト 西村 広文さん

■団体概要
団体名：『大阪一丸』〜人情溢れるなにわ料理男子〜
所属：幽玄　三船 桂佑
　　　由堂　日野 由堂
　　　割鮮入たに　入谷 元基
　　　お料理山田　山田 晃弘
　　　東茶屋なかむら　中村 学
　　　炭火割烹いしい　野々原 龍二
　　　料理屋稲家　稲家 敬記
　　　和旬たい喜　對喜 享慶
　　　TOMONO 友納 亮
URL：https://www.instagram.com/osaka.ichigan/

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