【川谷 絵音】意外な素顔と、美しさと激しさと。花のような繊細さとストイックな一面。独自の美容法にも注目

美肌と食、多趣味すぎるプライベート。直感で生きる素顔の川谷 絵音

  • 2024年4月のASMEDIA特集記事は、アーティスト川谷 絵音さんの登場です。
    この特集は、ASMEDIA代表取締役の私 長坂 紅翠香とゲストが食事をしながら、心を緩めて頂きつつ、いつもは聞けない切り口でお話を伺い、人間性に迫っていく企画です。今回は川谷 絵音さんの、こだわりの美容法、趣味、食に関してなどのお話が収穫できましたが、意外性の宝庫でエキサイティングな対談になりました。

     

    【川谷 絵音(かわたに えのん)プロフィール】
    バンドは「indigo la End」「ゲスの極み乙女」「ジェニーハイ」「ichikoro」「礼賛」の5グループを掛け持つ。ボーカリスト、ギタリスト、キーボーディストであり、作詞家、作曲家、音楽プロデューサーを務める。さらに、ソロプロジェクトである「独特な人」「美的計画」を手がけ、複数のアーティストへの楽曲提供も行なっている。

    【公式ホームページ】https://indigolaend.com/

    絵音さんにお会いするたびに思うのですが、肌が美しくて、まさに“白く透き通った”という化粧品のキャッチコピーそのままです。年を取らないどころか、年々若返っているようにも見えますが、なにか秘訣やご自身ならではのこだわりはあるのでしょうか?

     

    自分の中でこだわっているものはいくつかあります。
    食でいうと、実はカフェイン摂取を辞めてもう3年になります。

     

    えっ!?それはどういうことですか?

     

    例えば、カフェでコーヒーを注文するときは、いつもデカフェを選んでいますし、生活からカフェインは排除しています。
    でも基本的には飲み物は水一択です。水をとにかくたくさん飲みます。
    それを長く続けて、以前より肌に違いが出てきた実感はありますが、基礎化粧品もこだわっているものがあるので、どれが効果を発揮しているのかというのは一概には言えませんが。
    あとは、しっかりとした朝食は食べることはなく、朝はフルーツのみです。基本的にイチゴ。もしくはパイナップルとか、なにか果実ですね。

     

    うわぁ、私とは真逆です。私は、朝は必ずコーヒーから始まり、カフェインで目覚めます。お菓子をつまみながらPCの前で執筆・編集作業をし、1日で3〜4杯は必ずコーヒーを飲みますね。さらに今、自宅の冷蔵庫には一升瓶が4本と4合瓶が3本入ってるなぁ。。水を飲むことが苦手なので、水分はビールで摂取していますし…独女の成れの果てみたいな生活だなと猛反省中です、今。モノは試しでとりあえず今日からカフェイン辞めてみます。だってその肌を見ていたら説得力しかないですもん。

     

    大人になると何でも手に入ってしまうのですが、1年に1つずつ何かを辞めていくのが楽しいんです。

     

    と、ポツリ。

     

    絵音さんの魅力って、その肌のように透明感があって、掴みどころのないふわっと優しく不思議な雰囲気を纏いながら、たまに覗かせる鋭さやハードな一面が、人々を“沼らせる”のではないのかと、先日福岡で行われた「WANIMA」さんとの対バンライブ(Zepp Fukuoka 2024/4/11)で私は感じましたよ。
    私はずっと食べ歩き畑のフードライターなので、音楽には疎いのですが、想像していた「indigo la End」とイメージが違い過ぎていて、ゾワゾワとしました。照明演出も音もズバズバ刺さってくるような強さが印象的でしたし。私以外にも、新たな一面に驚かれた方が多いと思います。

     

    そうですね。あの日はWANIMAさんとの対バンだったので、そのために選んだセットリストでした。お客さんの層も違いましたし、僕もいつもとは違うスイッチが入っちゃいましたね。
    WANIMAのKENTAくんも、indigo la Endとの対バンということで僕らのファンに配慮して、ダイブやモッシュを禁止にしてくれて、「それでもしっかり音楽を届けるから」と力説してくれて、とにかくWANIMAさんもWANIMAファンも僕らを歓迎してくれて、愛しかない最高なライブで、胸がいっぱいになりました。

     

    絵音さんはとても多趣味で、常に何かに情熱を傾けていますよね。その集中力や好奇心がどこから湧いて来ているのかもとても不思議です。

     

    特にスポーツは全般的に好きです。
    僕は学生時代の部活はサッカーでしたが、サッカーだけにこだわっているわけではなく、野球もバレーも観戦するのが大大大好きですし。

     

    えええ〜!?それは驚きですね。
    ちなみに、なぜスポーツが好きなのでしょう?

     

    だってスポーツって嘘がないでしょ。全力勝負だし。

     

    なるほど!その言葉でスッと腑に落ちたのですが、絵音さんは【勝負】が好きなのでしょうね。ステージでもそういう感じが伝わってきました。

     

    それだけじゃないですよ、アニメも好きです。

    ちなみに今ハマってるのは「アオアシ」(原作:小林有吾氏、Jリーグの男子高校生年代「Jユース」を扱っているサッカー漫画)という漫画で、朝4時まで読んでますね。

     

    日々ハードなスケジュールなのに、かなりタフですね。

     

    でも、なんでも1話目を見出すまでが長いんですよ。見始めたら止まりませんが。

     

    私は“ドラマ班”なので、1日の終わりにドラマを見るのが生き甲斐なのですが、ドラマは見ますか?

     

    ドラマよりも、見るなら映画ですね。「カメラを止めるな!」(監督:上田 慎一郎 氏)くらいの、今までになかった衝撃と意外性があるものが好きです。見事な伏線回収にも感動しましたし。

     

    なるほど。そして絵音さんはライブ本数がかなり多いですよね。日々ステージに立って、生の音をお客さんに直接届けており、かなり過密なスケジュールかと思いますが。ライブが多いということはある意味、もれなく全国巡りになるわけで、食べ歩きをする立場からするととても羨ましいですし、食べ歩き界隈では絵音さんはグルメとしても有名ですが、地方でも積極的に食べ歩きされていますよね。

     

    地方に行ったらその土地のご当地グルメや名店に出かけたいですね。今まで知らなかった味や、初めて出会う料理や食材、新しい刺激が欲しいし、その欲求が止められないのかもしれません。どんどん体験したいですね。
    そして地方は新しく行くお店が多いので“冒険”で、東京では行きつけの店が多いかも。

     

    今日のレストラン「Villa del nido(ヴィッラ デル ニード)」さんは、どうでしょう?
    同店は地方の素晴らしいレストランを表彰するアワード「Destination Restaurants」(主催:ジャパンタイムズ)にも選ばれている名店です。ミシュランガイドでも1つ星を獲得しています。

    吉岡製麺所の手延べ極細プレミアムそうめん、新玉ねぎスープ

    いりこと湧水のスープ、飯蛸、ケール

    クサフグ湯引き、自家製味噌マリネ、黒田五寸人参、ボラ節

    モリ突き海中神経締め スジアラ

     

    長崎の雲仙にこんなお店があるなんて衝撃です。僕は長崎出身ですが、学生時代には食べ歩きはできないわけで、新しい故郷の魅力発見です。
    アクセス困難な場所にこんな素晴らしいお店を作られて、高いレベルでずっと料理を提供されていて、みなさんが遠方から足を運ぶ名店になっているのですから、シェフは本当にすごいと思います。
    地元の食材のポテンシャルの高さにも驚きましたし、なんだか心が洗われる料理でした。
    ここはまた絶対に来たいです。

    (左)川谷 絵音 氏、(右)ベースの休日課長

     ちなみに、長崎を代表するご当地グルメと言えば、「長崎ちゃんぽん」「皿うどん」が一番に思い浮かびますが、実際のところはどうなのでしょう?観光客向けなのでしょうか、それとも家庭でも本当に食べるのでしょうか?

     

    家庭科の調理実習に長崎ちゃんぽんがあったくらいですからね。そして僕の夏休みの自由研究は、長崎名物の「角煮まん(角煮まんじゅう)」で、8時間煮込んで作っていました(笑)。皿うどんもお店で食べるものだという印象があるかもしれませんが家庭料理ですよ。

     

    まとめ後記:
    絵音さんはピュアなものが好きで、人の誠実性を見抜く直感力に長けた方だなと思いました。きっとそれも第六感的なものなのでしょうね。何かに実直に打ち込んでいる人、職人さん、綺麗な汗や涙、真っ直ぐな気持ちなどを受信するのが得意。
    ご本人もいつも本音で人と接していて、好感度を無視したその“素”で嘘のない部分が、逆に好感度を上げていて、仲間や知人との信頼構築に繋がっているのだと思います。もの静かそうに見えて、喜びも怒りも、楽しさもつまらなさもそのままを伝える。作らない、本音で生きている人だと思いました。

    取材場所:「Villa del nido(ヴィッラ デル ニード)」にて

    関連URL

    https://indigolaend.com/

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